漫画家の楳図かずお氏
吉祥寺は多くの漫画家が活動している街としても有名です。個人的に江口寿文さんは今から20数年前の学生時代にバイトで仕事場のマンションに行ったことがあります。
あまり漫画を読まない学生だったので、顔と名前が一致しなかったのですが、吉祥寺某所のマンション(恐らく仕事場専用)で要件を済ませてからエレベーターを降りて立ち止まると「そう言えば江口さんと言う漫画家がいたな」と思い出した訳です。
その後、某マンションに入ることはありませんが、散歩で前を通ると昔の記憶が鮮明に再現されます。
タイトルにある楳図かずお先生は井の頭公園や吉祥寺の各所で数回拝見しました。あのトレードマークの赤と白の縞々模様の服を着て歩いていれば、誰でも分ってしまいます。
そんな楳図先生ですが、今年で80歳も見えてきていますが、年齢を感じさせない若々しさ?と服装、ファッション、立ち振る舞いには驚かせられます。
2007年頃に起きた『まことちゃんハウス』訴訟問題は、周辺の景観を損ねるとの住民の訴えは棄却されたとのことです。
この周辺は吉祥寺で1番の高級住宅街であり、周辺は閑静な高級住宅地で住民の年収も高い方が住んでおられる様子が伺えます。
大きな邸宅と静寂な雰囲気を考えると一理あるようにも思えました。
「個性と自己主張」と「周囲との調和」はいつの時代でも功罪合い半ばするようで難しい問題でもあります。
『まことちゃんハウス』は有名なため観光コースにしているグループも見かけます。
また、田園調布や国立など計画都市にありがちな高さ制限と著しく景観を損ねることを禁止した条例や内規などが存在します。
楳図邸周辺も近くに井の頭公園がありますが、少し住宅地の中に入ると公園の喧騒が嘘のような静かさと、住民の方以外が歩いている姿を見る事も少ないようです。
老婆心ながら、見学ツアーや招待などの企画があるようですが、行かれる人たちはくれぐれも周辺の住民の方の迷惑にはならないように気をつけて欲しいものです。