吉祥寺ベンチマークBLOG

吉祥寺を中心とした中央線沿線での出来事、お店、街の変遷などを書いています。

ドラッグ・イン・キムラヤ吉祥寺店

ヤマダ電機LABIが吉祥寺大通り、末広通り入口に新規オープン してから1か月が過ぎようとしています。

そんな中、ヤマダ電機のパソコン館 のあったダイヤ街の場所に「ドラッグ・イン・キムラヤ吉祥寺店」が11月末オープンしました。

と言うよりも、ここは元々「セレクト・イン・キムラヤ」があった場所で何か先祖返りの感じが拭えません。

昭和の時代は僕もこのお店を良く利用させてもらいました。電気製品を見てブランド物を見てと1~2階と長い時間を過ごしました。

このビルは入口側と店内に階段が2か所ある構造で、周遊性が良かった記憶があります。

キムラヤは2000年代前半に民事再生法の適用を受け、投資ファンドの支援を受けていました。

その後にヤマダ電機に一部を分割して営業権が譲渡されました。吉祥寺に限らず都内の立地の良い物件はヤマダ電機の小型店に変わります。

以前の時計、ネクタイ財布などのブランド品や電気製品主体からドラッグストアーに軸足を移して残ったキムラヤの名前のお店は都心の数店舗だけです。

山手線から外側の中央線の23区外の「キムラヤ」の名前のお店は現在この吉祥寺店だけになります。

新橋駅に行くとキムラヤの大きな看板が印象的です。時代の流れで何でもある総花的なディスカウントショップが少なくなりました。

逆に平成に入ってからヤマダ電機ユニクロニトリ などカテゴラリーキラーの専門店が急激に売上を伸ばして主役が変わっています。

このことは吉祥寺の中心街を歩いていても個人で営業しているお店 の激減と並んで感じることです。

個人消費の盛り上がりがいまいちの感じがする師走12月ですが、来年はどのような流れになるのか注目しています。

 

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