「東京人」6月増刊号 成蹊学園と吉祥寺の100年

吉祥寺パルコ地下2階にあるリブロブックセンターでは吉祥寺コーナーがあります。

その書籍、雑誌コーナーに「東京人」6月号増刊の成蹊学園と吉祥寺の100年が陳列されてあったので、早速購入しました。

「Hanako」「散歩の達人」と比較して個人的に一番好きな地域情報誌で、昨年の中央線関係の特集号以来の購入です。

吉祥寺周辺の大学と言えば東京女子大、ICU、旧武蔵野女子大学などが思いつきますが、何と言っても成蹊大学が一番だと思います。

小学校～中学～高校～大学が同じキャンパス内にあり、学園と言える環境の学校です。

この号は成蹊学園出身の有名人である安倍晋三首相、女優の片桐はいり、俳優の鶴見慎吾各氏が登場されていました。

NTV放送の「俺たちの旅」に出てくる中村雅俊の扮する＜かーすけ＞が通う大学は吉祥寺が舞台だったので思い出深いです。

各氏の大学時代の思い出話や、よく通った成蹊大学周辺のお店を訪問している様子が掲載されていました。

『東京人』ならではの明治～大正～昭和初期の吉祥寺の地図が載っていて勉強になります。

成蹊学園、東京女子大などは関東大震災を契機にそれぞれの発祥の地を離れて、当時は郊外だった吉祥寺周辺に移転してきています。

現在は土地代も高く、学校を移転するための広い土地を求めるのは至難の業です。

法政一高が東京女子大牟礼キャンパス跡地に移転、共学化して法政大学高校に衣替え。武蔵野美術大が通信部の機能だけを残して小平に移転など学生街と言われる吉祥寺も姿を変えてきています。

「東京人」では創始者の中村春二氏の教育理念が今でも受け継がれいて、OB、OG各氏が思い出話の中に登場しています。

飲食店、小売店、街情報誌とは一線を画している『東京人』は一押しです。